2017/10/31

天皇賞(秋) レース回顧

キタサンブラック
いやー、強かった。なんつーか、感動的な勝利でしたね。
さすがに狙っての出遅れではないとは思うけど、武豊が、毎度複数練って挑んでくるレース前のプランの一つではあったはずで、リズム良く走らせることを最優先に、「生きた」レースの中で、躊躇無く、最上の技量を持って見事に実現した名騎乗であったと思います。
3〜4角の進路取りはもちろん、2角でラチ沿いを選択したり、直線での、グレーターロンドンの押しのけ方とか、サトノクラウンの前への入り方だとか、匠の技を見せていただいた感がありますね。
そしてもちろん、馬の力ね。これで本格的に史上最強馬論争に加わってもよい感じになってきたんじゃないでしょうか、って感じだけれど、きっとその中でも、現役時代と同様に過小評価されちゃうんでしょうな、ってのが容易に想像できちゃうところが、って話で、これはもう、この馬の持って生まれた"何か"のようなもんで仕方がないところなんだと思います。
本当の実力とは関係の無い話であるからね。
次は、予定通り、JC、有馬と言うけれど、で、きっとやり切れると思うけど、サブちゃんの馬でもあるし、どうしても有馬記念を取ってもらいたいので、JCスキップして、万全の状態で有馬に出てきてほしいなぁ、とは思います。
ただ、JCに出てくるのであれば、当然、好勝負でしょう。
残り、1戦でも2戦でも、無事に走り切って、良いかたちで引退をさせてやりたいですね。

そして、この強い強いキタサンブラックと、ガチンコやり合ったサトノダイヤモンドもまた、スーパーな名馬であること、思い出してやってくださいね。

サトノクラウン
名勝負を演じてくれました。彼もまた、世界的な名馬ですよ。
重馬場、重馬場言われるけど、別に「特別上手い」ってわけではなくて、速いだけの異常な馬場でなければ、本来の実力が発揮できる、って話なんだと思います。
日本は、速い馬場"でしか"来れない馬の評価が高すぎるよ。
ミルコは、相変わらずというか、今回絶賛されている「ユタカスペシャル」を彼も普通にやっていて、「強奪」だ、「不条理な乗り替わり」だ、私もよく言っていますが、「それらも仕方ないな」と今週も思わせてくれる騎乗ぶりでありました。今回は単に相手が悪かった。
この後は、JCなのかな?
そこでも、速すぎない"普通の"馬場での、再度の激突、名勝負を見てみたいものですね。

レインボーライン
彼は、重馬場適性あるよね。
ただ、武豊に隠れてしまった感はあるけど、岩田がすんげぇ騎乗しているし、状態も良かったし、春の2戦は十分に理由の付く負け方だったしで、重馬場適性だけで得たものではない、堂々たる3着であったと思います。
前の2頭が強すぎるよ。後ろは5馬身千切っているわけだしね。
次は、JCかなぁ。いずれにしても、春から言っていることですが、これだけの馬だから、早いこと鞍上固定してもらいたいんですよねぇ。。
今回の好走も、前走の負けを踏まえての、岩田の騎乗であったと思いますし。

リアルスティール
良馬場でやりたかったですね。
ただ、状態面ではやっぱり前走仕上げすぎた感があって、ミルコが追い切りで指示を守らなかったってのが本当だとしたら、腹立たしい限りなのだけれど、その真偽はさておき、まぁ、そういった使い捨ての騎手選択をしているがゆえの敗戦だったと言ってしまってもよいかと思います。
次走は、香港にいくんですかね? ムーアでも誰でも、"大好きな"、空いているカタカナジョッキーを乗せたらいいんじゃないですかね。

マカヒキ
レースに参加できていなかったですね。
「何であんなに後ろから?」とも言いたいし、せめて、3角~4角、上位馬のようなコース取りをしてくれよ、とも言いたいところでありました。内枠だったら、また少しは違ったのかな。。
前走の回顧でも書いたけど、そして、コロコロの乗り替わりは嫌いではあるけれど、この馬に関しては、出稼ぎのカタカナジョッキーを乗せるのが、良かったんじゃないかとは思います。それか、川田ね。
重馬場適性はあったと思うし、何より戻ってきつつありますよ、この馬。
ほんとは、「戻ってきた」と言い切ってしまいたいところではありますが、追い切りとか見るとまだまだな感じで、これでパンと仕上がったら、またGIで勝ち負けできるようになると思っています。
次、JCでは今一度、状態に注目したいですね。

ソウルスターリング
ノリさんじゃないけれど、「頑張った」でしょう。
3歳牝馬で、この強敵相手に、この条件で、あれだけ外々回って、この着順ですよ。加えて、この秋は調整へぐった感があって、万全の状態でもなかっただろうからね。
ただ、それでも今回は、前走よりは、ずっとずっと状態良くなってましたよね。なので、前走の回顧でも書いたけれど、ここスキップして、JC直行してくれたら面白かったのにな、と思う次第でございます。
まぁ、今となっては後の祭りですし、その選択が、「ルメールが乗れないから」でないことは祈りたいところでありますけどね。
後は、桜花賞のとき主張していた、「敗因は馬場ではない」ってのが、ルメールのコメントで、認められた感があって嬉しいっす。
次はJCに行くのかなぁ。。状態を上げられるくらいなら、春の出来に持っていけるのであれば、面白い存在になれるとは思うのですけれども。。

ディサイファ
一瞬見せ場あったよね。「全盛期だったらね」とも言いたくなるけれど、それはさておき、何よりお疲れ様でした。
貴重な母父ドバイミレニアムのディープインパクト牡馬なわけで、ぜひとも種牡馬になって、その血を後世に繋げてもらいたいもんですね。

グレーターロンドン
良くも悪くも、田辺、田辺、田辺なレースになっちゃいました。
まず、スタートから最初のコーナーまでの入り方がエグいし、向こう正面でもただ一頭、離れた内を、あえて進路を変えながら取りに行って走っているし、3角~4角の進路取りは見ての通りだしで、最初から一発狙った一か八かの騎乗だったんでしょう。いつものレースをしても、このコンディションでは勝負にならなかったでしょうから、それ自体は悪くない。ただ、無念、グレーターロンドンが、そこまでの柔軟性と、後は距離適性を持っていなかった。
ただ、結果はどうあれ、「勝負」をする騎手は好きですけどね。
田辺にももっと良い馬が集まればいいのにね。
一方で、「本馬としては」っていう結果になってはしまいました。賞金もレーティングも取れなかったし、疲労も残ってしまっただろうしで、下手したら、これでまた休養入りかもしれませんですな。。
この秋、万全の状態で"マイルCSに"出走するグレーターロンドンが見たかったよ。
本当に見たかった。

シャケトラ
今回は、ちとあからさますぎもする一叩きでありましたな。
ここ叩いて、JC→有馬と、Cデムのまま継続でいってもらいたいところでございます。
勝負になるんじゃないですか。
なんだったら、ドバイシーマクラシックもね。

サトノアラジン
とりあえず、後方を1600mトコトコ走って、とっとと競馬やめちゃったんで、そんなに心配はいらないでしょう。
マイルCS全力投球で、頑張ってくださいね、と。
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2017/10/25

菊花賞 レース回顧

凄まじいレースでした。
秋華賞もそうだったけれど、やっぱり消耗戦最高ね。
競馬の醍醐味が、そこにはふんだんに詰まっている。
そんな風に思っています。

あと、あの馬場について軽く。
あれを「良い」とはもちろん思わないし、はっきりと「悪い」とは思うけれど、よくある速すぎる馬場も、今回と全く同様に「悪い」、はっきりと「悪い」、ましてや「絶好の馬場」と語るなどとんでもない、と声を大にして言っておきたいところ。
競馬は、一番最初にゴールすることを競う競技であって、時計を競う競技ではないのですからね。

それでは、いつもの通り、各馬の回顧です。

キセキ
いやー、恐れ入った。
適性無いよね。少なくともあるわけではない。
終始、「馬場の良い」と言えば聞こえは良いけれど、当然ながら最も距離ロスの大きい外々をまわって、この消耗戦を最後まで力強く駆け抜けるのですから、これはもう手放しで勝者を称えるしかない。そんな勝利でありました。
何が凄いって、「軽い」と「重い」のベクトルの両端の競馬で、強い勝ち方を見せちゃうってところ。基本性能の高さを感じられますよね。しかもまだ成長途上ときたもんだ。
本格化はまだ先だろうから、この秋はもう休みに入ってもらいたいもんですな。
「あした、今日よりも強くなれる~♪」ってね。
少なくともJC使うなんて馬鹿なことするんじゃねぇぞ。

クリンチャー
相変わらず、行き脚は付かなくて、それなりに促してはみたものの後方になっちゃたのだけれど、この辺は藤岡も想定内って感じの序盤。で、1周目の直線、馬群がばらけたところでの進出を最初から考えていたんだろうね、内から外に意図的に持ち出し、じわっと押し上げて、勝負圏に進出。これ良かったね。更に更に向こう正面でも、外から無理なくじわっじわっと押し上げ、3角から早めの仕掛け。ほんとにこの馬をよくわかっているよ。
そんでもって、「相手」と見定めたダンビュライト武豊に真っ向から勝負を挑み、封じ込め、厳しい競馬をしながらも最後までよく粘ったのですが、、って結果でしたね。
ダービーで悔しさを味わって、それを糧にもした良い騎乗だったし、クリンチャーと藤岡佑介こそが、このレースの真の勝者だったと言っても良いんじゃないかと思います。
ほんと、今回は勝たしてやっても良かったんじゃないですかね?神様。もしくは、スーパーホーネット・・。
さて、この後はどうしようか?有馬も良いけど、ちょっとまだ敷居が高そうだから、ステイヤーズSあたりで、もういっぺん力試しでもよいかもしれんですな。
これだけ特性を知り尽くしたのだから、これからもずっと藤岡で行ってほしいし、いつかはこのコンビで、彼にとって初のGⅠ勝利の美酒を味あわせてやりたいもんですな。

ポポカテペトル
最初に見たときは気付かなかったけど、見直してみると、和田さんのコメントのにあったように、ほんとに引っ掛かり気味で、馬群に馬を入れて何とかなだめる感じ。そんな中、道中、ほんと、じわじわじわじわとポジションを上げ、直線でも、馬場の悪いところを走りながら、最後までじりっじり、じりっじりと伸びて、最後はクリンチャーとハナ差よ。ステイヤーよね。そして、ステイヤーが力を発揮できる菊花賞になって本当に良かった。
クリンチャーみたく、強気にもう少し早く仕掛けても良かったかもしれんけど、そこを求めるのは酷というもんでしょう。
てか、この条件喜んじゃうとか、普段どんだけ不遇な扱いを受けてんだよ、って話で、日本ではもう輝ける場所に当たる確率はほぼゼロに近いよね。せいぜい、この先、1回あるかどうか。
なもんだから、君が輝ける舞台、欧州に行こうよ。欧州で夢を叶えないか?
その際、調子に乗って4000m戦とか選択したら駄目ね、あれはもう、我々日本人には想像の付かない異世界だから。3200mでもまだ長い気はするので、まずは2400mあたりでお願いできませんかね?金子さん何とかなりませんでしょうか・・?
・・ってウイポではないし、リスクもある話なので、現実を見なければならず、、であれば次は、ステイヤーズSに出てきてもらいたいけど、なんたってまだ条件馬だからねぇ。。
「比叡Sを挟んで?」いやいやローテきついし、てか、そこ勝てないでしょ。
やっぱり、欧州行ってもらいたいなぁ。。
とりあえず、超本場の一歩手前で、招待レースでもあるドバイゴールドカップあたりから如何でございますでしょうか・・。

ダンビュライト
とりあえず、ユタカの想定した範囲内の競馬はできたんじゃないですかね。
スタート後にマイスタイルに一気に来られたのと、最後の3角~4角のクリンチャー藤岡の積極的な競馬が誤算だったってところかと。
ただ、先行馬総崩れのハイペースの中で、粘ったことは評価したいし、3000mも適性距離ではないでしょうからね。よく頑張りましたよ。
この粘っこい脚は、強い馬に競り掛けて嫌がらせをするには最適で、有馬記念で、「TEAMノーザン」の一員として、キタサンブラックを潰す要員に使われなければいいな、、ってところだけど、そもそも賞金足りないからその心配もいらないか。。
自己条件からじっくりとですな。この先も武豊を乗せたい馬でもあります。

ミッキースワロー
馬券圏内には入れなかったけれど、まぁ、強いですよ。
そもそも京都の3000mがどうか、ってところでもあったし、それに加えてこの条件ではね。
それでも見せ場は作ったので、十分に力のある所を見せてくれました。今回はもうそれで十分。あとは無事にね、で。
レイデオロ、キセキと世代3強を築くだけの馬。
この先は、有馬で見てみたいけど、まぁ、状態次第かな。
一息入れて、AJCCか、もしくは日経賞あたりから、再始動するでも良いかと思います。

アルアイン
この距離と、この馬場と、ってんで、これだけ適性外のレースで、格好を付けるどころか、見せ場まで作っていたので、わかりきったことだけれど、彼もまた強いですよ。
まぁ、菊花賞に参戦してきてくれたことには、池江先生も含めて「ありがとうございます。」とは言っておきましょうかね。
今後は、本来の持ち場のマイル〜中距離に絞って、活躍を期待したいところ。
香港はどうなのかなぁ、、視野に入っているのかなぁ・・?
ただ、まだ3歳でもあるので、ここは無理せず、ドバイターフでも大阪杯でもを目標にして、お休みに入ってくれるのが良しかと思います。
後は、やっぱり、ダービーでの悔しさを経た松山でのレースぶりを見てみたかったですね。
藤岡がああいったレースを見せてくれただけに、ね。
2017/10/19

秋華賞 レース回顧

良いレースでした。
この京都の2000mでの、しかもGⅠってのは、確実に消耗戦を生んでくれるから、レースとしても面白いし、加えて、強い馬が強い勝ち方をしてくれるので、GⅠの舞台として最上級と言っていいと思うんですよね。
長い直線でばっかりでなくて、こういったコースでのGⅠをもう一つでも二つでも、増やしてくれたら、競馬により深みと厚みが出てくると思っています。
今後に期待することと致しましょうか。

それでは、いつもの通り、各馬の回顧です。

ディアドラ
いや、強かったよね。
「ハービンジャーだから重が」とか言われてはいるけれど、この舞台であれば良馬場でも普通に好勝負だったでしょう。
ルメールは素晴らしかったし、100点を超える騎乗ではあったけれど、ただ、ポジションが取れず、そこを挽回するためのイチかバチかのイン突きという面はあって(3角で内を取りに行った判断は素晴らしいの一言だけどね)、閉じ込められる危険性もなかなかあったわけで、「ギャンブルがうまくいった」という面もあり、そこまで称えすぎるのはどうかと思うんですよね。
・・・と仮原稿ではこんな感じで書いていたのだけれど、今日、改めてレースを見てみたら、あれ、閉じ込められないわ。詰まらんよ。何回やっても詰まらん。
思わず、「うめー」って口に出しちゃってましたよ。。
3角で、どこまで先が見えていたのかはわからんし、完璧に予測なんかはできるわけがないのだけれど、「これは捌ける」との判断が100%ではないにせよあったはずで、あの一瞬でそれやるのも凄ぇーし、テン乗りでそれやっちゃうのも凄ぇーしで、なんかもうやってられんて感じであります。
そりゃ何でもかんでもデムルメだわよ。実力が違いすぎる。
と、この記事も例外に漏れずで、レース後は騎手ばかりがクローズアップされておりますが、彼女の、特に消耗戦においての強さはなかなかのもんで、今後は牡馬相手も含めての、息の長い活躍を期待したいもんでございますな。
この馬が存分に力を発揮できるようなレースが、日本でももっと多く見られるようになると良いのですけどね。

リスグラシュー
まず状態良かった。
で、スタートで後手は踏んだけど、ユタカさん馬場の良いところを選んで、幸い周りにスペースもあってでポジション回復したし、ディアドラはうまいこと外に追いやってしで、トータルの収支で言ったら、むしろプラスになるくらいまで完全に挽回したんじゃないかと思います。
そして、それ以降はもう、この馬の特性を掴んだ素晴らしい競馬。
この辺が「コンビの力」なんだけどねぇ。
2歳時から通算して、どれか一つくらいは勝って然るべきだったんだけど、ちっとばかし運が無かった。
「この借りは子供の代で」とまで書いたたところで我に帰ったのですが、その頃、もうユタカは現役ではないんだろうなぁ、って思ったら、デムルメの件と合わせて、なんだか寂しくなってしまいましたよ。。
中堅騎手達よぉ、もっと頑張れよ。今は厳しいのは間違いないけれど、高みを目指して伸びるには最高の環境なんだぞ。
・・と、話が大きく逸れてしまいましたが、、次は普通であればエリザベス女王杯ですかね、てか、もうそう発表されましたね。
ただ、ユタカはスマートレイアーだろうし、今回、仕上げ切ったところがあるので、これで休養でも良いんじゃないかな、との想いの方が強かったりします。

モズカッチャン
いや、ミルコ完璧だよ。
唯一の誤算はアエロリットが早く脱落しすぎたこと。1番人気だから仕方ないけれど、これはちと相手を間違えたかもしれんですかね。無論責められんけどさ。
ただねぇ、最後の最後で飲み込まれて、早仕掛けみたいに見えるようになっちゃたし、実際、早仕掛けだったのかもしれんけど、なんていうか、ああいった勝ちに行くレースを見せてくれると、ファンとしても満足だろうし、関係者も納得すると思うんだよね。
そりゃ何でもかんでもデムルメだわよ。実力が違いすぎる。
まぁ、そういった騎乗ができるのは、乗り替わりの恐怖が無いからこその話ではあるのかもしれないけれどもね。日本人騎手で早仕掛けズブズブなんてやったら、速攻で乗り替わり審議委員会に掛けられちゃうからさ。
ただ、それだけではないよね、やっぱり。
で、次はエリ女に行くで良いと思うんだけど、結局、ミルコ、これで乗り捨てなの!?
そういったことを考えると、やっぱりちょっとなんだかなぁ、と思ってしまいます。
お釣りの面も含めてね。

ラビットラン
距離も、馬場も、コース適性もよろしくなかったですよな。
それでいて、ここまでの競馬をするのだから、やっぱり、能力はよほどのもの。
来年の春の目標に向かって、順調に歩みを進めてもらいたいもんです。

カワキタエンカ
この馬がいてくれるとレースが引き締まりますよね。
単純に、「レースの面白さ」との観点で言えば、陰のMVP。
3頭くらいクローンがほしいですわ。
今後も、ケレン味の無い逃げを期待したいです。
てか、エリ女で大逃げしたら、面白いんじゃねぇの?

アエロリット
ノリさんが「女の子」って表現を使ったので、そっちに注目が集まっちゃった感があるけど、重馬場で、初距離で、関西遠征で、コース適性的にもちときびしく、しかも最内枠、で1番人気ってのは、やっぱりちょっと可哀想ではありましたよな。
レースでは、ファンディーナと併せ馬になってしまったのが何より痛かった。あれが無くて、あの位置で伸び伸びと走れていればまた違ったんでしょうけれども、最内枠で選択肢も狭められちゃったから、辛いところではあるよね。
前走の内容が良かったもんで、祭り上げられてしまったところはあるけれど、あんまり過大評価せずに、「世代の上の方」くらいっていう桜花賞後くらいのポジションで、活躍を見守ってやるが良いかと思います。
それでも、来年のヴィクトリアマイルではまた有力馬の一頭なわけだからさ。

ファンディーナ
おかしくなっちゃいましたねぇ。もったいねぇなぁ。
この馬を語るにおいて、この着順はどうでもよくて、もう13着も4着も一緒、何よりも「勝負にならなかった」ってところで、「この馬本来の走りではなかった」と言い切って良いかと思います、っていうか多くの人がそう思っていると思うけど。
おかしくなった一因として、真っ先に皐月賞が挙げられるところですが、そこよりも、私は、川田が年度代表糞騎乗ノミネート作品を作り上げてくれた、つばき賞による影響がなかなか大きかったんでないかと思ってます。まぁ、そこ言うなら、そこ使った時点で、罪はかなり重いんだけどもね。
有馬記念あたりで面白いかと思っていたのですが、これで放牧して一旦仕切り直しなんですかね?
あのスケール感のある走りを見られる日は、またやってくるのでしょうか?

レーヌミノル
これでようやく短距離に矛先を変えてくれるかな。
3歳戦線を盛り上げてくれてありがとう。もう十二分だ。
自分の舞台で輝いてな。
2017/10/17

JRA 2018年度開催日程と重賞競走について

毎年この時期のお楽しみ、来年度の開催日程と重賞競走に関する主な変更点が、JRAより発表されました。

2018年度開催日割および重賞競走について
http://jra.jp/new0s/201710/101604.html

早速、上から順にいってみましょうか。

■開催日割について

開催日割表
http://jra.jp/keiba/program/2018/pdf/nittei.pdf

1.年初および年末の開催について

要は、1月6日に始まって、12月28日で終わるよ、って話。

前者の、1月6日の開催は別にいいよね。
来年は、1月6日が金曜日。1月7日と8日も開催するわけで、例年通りの1月5日開催を行うために、わざわざ飛び石で平日に、無理して開催するこたぁないからね。

ただ、後者は論外な。1mmも、1nmも語る価値がないわ。

2.祝日等を利用した開催について

悪名高き3日間開催を、1月、2月、9月、10月と、4回もやるみたいです。

1月は、まぁね。昔から変則開催でもあるし、何の違和感も無いのだけれど、問題はその次ね、降雪の危険性が多大にある2月に3日間開催するんじゃねぇよ、って話で、ほんと目先の売上のことしか考えてなくて、嫌悪感満載になってしまいます。
4日間開催になる確率、結構な高さであるでしょ。
まぁ、それも望むとこかもしれんけどさ。

9月、10月は今年と一緒。あまり好きくないけどね。
てか、3日間開催は百歩譲るとして、京都大賞典は、毎日王冠と同日の日曜日に行いなさいよ。
で、月曜日は南部杯を売りなさいよ。
南部杯と京都大賞典ぶつけるなんて、何考えてんだよ。

と、何度も何度もつぶやいていることを、あらためてまた残しておくこととします。
事あるごとに言うからね、これ。

3.開催日数について

詳しくは、上にあるリンクをご覧ください、だけど、要は来年も函館と札幌が12日ずつよ。
目先の売上至上主義万歳。

■重賞競走について

重賞競走の主な変更点
http://jra.jp/keiba/program/2018/pdf/henkou.pdf

1.3歳スプリント重賞競走の新設について

葵Sが重賞に格上げになりました。

「なぜ葵S?」って議論は無いわけでもないけれど、とにかく、小倉2歳Sから翌年の函館スプリントSまで、ほぼ丸1年間、短距離重賞が無いってなもんで、ピュアスプリンターにとっては、伸び盛りの時期に苦難の時期を過ごさざるを得ない、残念なことになっていたわけですが、これで少しは、ほんの少しは救いの手が差し伸べられることとなりました。
てか、正直まだ不十分で、どうせだったら、クリスタルCを復活させたって良いし、2歳時にももう一つ二つ、短距離重賞があっていいと思いますけどな。

とは言うものの、長年の課題に一つ改善が施されたわけで、今回の発表における一番の改善点は、個人的にはこれを挙げたいと思います。てか、もう圧倒的。
ただ、この程度で「一番の改善点」しかも「圧倒的」というのは非常に寂しいし、大いに不満でもあるところでありますけどな。

てか、ヒヤシンスSはよ。

2.3歳春季トライアル競走の改善について

大きく3つあるんだけど、まず一つ目は、皐月賞、桜花賞それぞれで、現在、4着までに与えられている、ダービー、オークスそれぞれの優先出走権が、5着にまでに拡大されることになりました。

まぁ、この両レースは、その世代のその時点でのトップクラスがほとんど集結するわけで、「その後のトライアルに優先出走権を振るよりは」との考えに至っても、まぁおかしくはないかな、というところでありますかね。
これで、皐月賞5着→賞金が足りないので京都新聞杯出走→勝利→骨折という憂き目にあった、ベストメンバーのような馬が救われるわけで、まぁ、よろしいことでありますし、一方で、「その実そんなに効果は大きくないんじゃねぇの?」とは思いつつも、まぁ、別にやってもいいんじゃないのかな。くらいの変更でございます。

ただね、、それに伴ってというか引きずられるように行われる変更点、これがよろしくない。

オークスの優先出走権付与
・フローラS:3着まで→2着まで
・スイートピーS:2着まで→1着のみ

要は、数年前に変更がされた、ダービーにおける青葉賞とプリンシパルSと横並びになったんだけど、桜花賞→オークスは、距離がまるで違うし、桜花賞スキップしてオークス一本狙いの牝馬も当然多く見られるわけで、「皐月賞→ダービーとは話が違うだろ」と言いたくなってしまうところであります。

これってつまり、フローラS3着でオークスの出走権を得た、ワコーチカコ、エリモシック、ピュアブリーゼといった辺りは、オークスに出られなくなるわけだし、彼女ら以外にも、フローラSでズブっぽく3着して、「距離伸びて」のとの期待を集めて穴人気し、オークスを盛り上げた牝馬はたくさんいるわけで、そんな彼女らがオークスには出られず、それまでマイル戦ばっかりで賞金を積み重ねた距離に不安のある馬ばかりを集めての2400m戦とか、これは著しく興味を削ぐ話なわけでございますよ。
今回、一番の改悪点はここですね。

スイートピーSが1枠になるのは、まぁ、別にいいや。
現行ままの条件で行われるのであればね。

で、次が二つ目。優先出走権絡みでもう一つ大きな変更が。
アーリントンCを、皐月賞の前日、つまりは桜花賞とNZTの翌週に移動して、NHKマイルCのトライアルとして、3着までに優先出走権が付与されることになりました。

要は例年低レベルで、降格間近、瀕死状態のNHKマイルCの救済ね。
はっきり言っちまえば、「NHKマイルなんか、格下げでいいだろ」の一言なのですが、一応、救済を前提に前向きに語るとすると、これまで、NZTで権利を取りたいけど除外されていた、2勝馬達が救済できて、「少なくともどちらかのトライアルは使えるよ」状態が作れることが、唯一と言っていいメリットかな、と。

後は、嫌中山な方々にとっては、大好きな阪神→府中と向かえるわけで、まぁ、なかなか嬉しい話なのかな。
ただ、本番まで中2週だけどね。まぁ、それでも嬉しいか。

ただ、結局のところは、ただでさえメンバーが薄いNHKマイルCの前哨戦が、より薄まるだけで終わる確率が一番高いんじゃないかな、って思っています。。
有力馬はみんな、皐月賞だ、桜花賞だに行っているわけだし、NHKマイルCを狙う組も、最近のJRAの番組改編で、「紫苑Sの重賞格上げ」に次ぐ2番目くらいの数少ない成功例である、「毎日杯の1800mへの短縮」によって確立された、毎日杯→NHKマイルCの路線を歩むわけだからね。

そして、それ以上に、今の位置にあるアーリントンCは、今年のペルシアンナイトを持ち出すまでもなく、クラシックに向けての重要な役割を果たしているわけで、それを突然ポコッと無くしてしまうデメリットの方が大きいんじゃないかと、この変更に関しては思います。

それだったら、一つ目の件と絡めて、桜花賞の5着馬までに、NHKマイルCの優先出走権を与えれば良かったのにね。
その方が、NHKマイルCのメンバーは充実するよ、きっと。

あ、あと、忘れてた。。
最後の三つ目は、チューリップ賞がGⅡになるってことで、こりゃまぁ「妥当」の一言でありますな。

3.JBC競走について

既報の通り、来年は京都でJBCが開催されます、と。
一応、条件は下記ね。

・JBCスプリント ダート1200m
・JBCクラシック ダート1900m
・JBCレディスクラシック ダート1800m

JBCレディスクラシックが1800mだったことが地味に安堵かな。

でもって、この流れで、みやこSは休止と。
これはまぁ仕方ない。

4.重賞競走の実施日の変更について

ここはまぁ、金鯱賞が土曜日から日曜日に移ったりだとかの、チマチマとした変更です。
てか、まず京都大賞典を日曜日に戻せよっての。


・・・と、とっても長くなってしまいましたが以上ですかな。

今年は、(今年もだな)大きな変更点はあまりなく、ちと残念な祭りではありました。
スプリント路線だとか、菊花賞だとか、3歳春のダート路線だとか、宝塚記念だとか、安田記念だとか、春の古馬牝馬路線だとか、長距離路線だとか、更にはJCのあり方だとか、手を加えることによって(元に戻すだけで良いのも多々あるけれど)、競馬が一層面白くなるポイントはたくさんあるのですから、「一度変更したことは後戻りできない」なんてくだらないこと言ってないで、競馬ファンのために、楽しく、充実した番組作りに励んでもらいたいもんでございます。

来年は期待していますよ。
2017/10/12

京都大賞典 レース回顧

スマートレイアー
まぁ、みんながみんな言っているけれど、ユタカさん上手かった。
3角でミルコが押し上げて、それに何頭かが引きずられてもピクリともせずに、気が付くと4角入り口では後ろから2番手までポジションを下げたのに、その何秒か後には前から5番手くらいにまでワープしてるんだから、これを魔術と呼ばずして何と呼ぶのでしょうか、ってまぁ、これだけはっきりとしたレースされると、ありきたりなことしか書けませんですな。
しかしまぁ、ユタカのエスコートがあったとはいえ、内をスルスルと抜け出してくるだなんて、3,4歳時の、大味で不器用そうなレースぶりからは考えもつかぬところで、適性距離も含めて、「馬って変わるもんだなぁ」と感心させていただいた次第でございます。
次はエリザベス女王杯。
今回はあまりにもうまくいきすぎたというか、鞍上見事すぎたので、あまり高い期待を持ってはいけないのでしょうが、舞台は再び、今年、弟さん共々良績を残している京都の1周外回りですので、今一度の好走を、ぜひぜひ見てみたいものですな。
あ、あと、その次は香港とのことで。ただ、今回で気を良くして、香港ヴァーズはやめた方が良いかと思いますよ。

トーセンバジル
いやー、岩田も超上手かったよ。「あのポジション取っちゃうか」って感じで。
もう、ユタカさんと、どちらが上でどちらが下ってわけでもなくて、どちらも100点超えのスーパーな騎乗でありました。
次はまだ決まっていないのかな。
今回は好騎乗あってのものなので、あまり高望みせずに、妥当にアルゼンチン共和国杯あたりに行った方が良いと思うけれど、そっちだとハンデ戦だ、ってのが癪なんだよなぁ。
もうこのレース、別定戦にしませんか?

シュヴァルグラン
福永で、が見たかったよ。

フェイムゲーム
北村宏司で、が見たかったよ。

サウンズオブアース
ミルコで、が見たかったよ。